こんにちは、ふくまるです!
私は現在就活をしている美術大学の3年生です。美術関連の就活はかなり厳しく、美術関連以外の就職もいろいろ考えております。ですが、実は先週、半年間もご縁があった第一志望の企業様の選考に落ちてしまい、軽く絶望しました(泣)。
私は人と話すことが苦手な性格でして、そんな性格のせいもあり、選考を受けていく過程で自信を失ってしまうことがたくさんありました。
誰しも一度は企業様に祈られる時代だと言えども、祈られてしまったら悲しいものは悲しいですよね。
特に志望度の高い企業様から祈られるとそれはそれはショックで、私は1日で体重が2キロも減ってしまいました。
なので、今回は私が選考を受けるまでの流れと、落ちた後にどのようにして立ち直ったのかを小説のような形式でお話ししていこうと思います。少々長くなってしまうため、前編と後編に分けてお送りします。
それでは、どうぞ!
[目次]
1,その会社に興味を持ったきっかけ
2,インターン初日
3,インターン2日目以降
1,その会社に興味を持ったきっかけ
大学3年生になると、大学の先生たちから卒業後の話を持ちかけられることが多くなった。近年は就活が早期化していて、特に美大生は早めに就活しておかないと後々大変だという話を聞いた。
3年生の5月。先生たちに扇動されるままにとりあえず就活アプリを入れて色々な企業の情報を漁ってみたが、特に気になる企業が見つからない。自分が何をしたいのかも、どんな仕事が向いているのかもわからない。だから私は、そのアプリに自己PR文を載せて、私に声をかけてくれた企業に行ってみることにした。
スカウトメッセージはいくつか来たが、どれもコピペのような文章で、手当たり次第送るのだろうと思わせるものだった。そんな中、一つのスカウトメッセージが私の心を掴んだ。
"〇〇様
こんにちは!
〇〇(企業名)インターンシップ担当の〇〇です。
この度、〇〇さん(私)の〜〜(自己PRに書いた内容)という部分に惹かれ、ご連絡させていただきました。"
きちんと私の自己PRのこういう部分に惹かれ、それをこういう場面で活かせるということが書かれていたため、この方は私個人を見てくれたのだと嬉しくなった。すぐにインターンシップの選考に応募した。
選考はオンラインで行われた。zoomで会社の理念やインターンシップの詳しい内容などを聞かされた後、制限時間内に指定された文字数でその業界にまつわる質問の回答を文章で書いた。それから、性格診断のようなものも行った。
選考の結果は一週間ほど後にお知らせすると言われたが、実のところ通過できるという自信があった。なぜかというと、何かと理由をつけてそれっぽい文章を書くことは得意だったからだ。
案の定、その選考は通過していて、無事に私は数日間のインターンシップに参加することが決まったのだった。
2,インターン初日
9月。インターン1日目。
私は外部に直接赴くインターンは初めてだったため、用心のために一時間ほど早く現地に到着した。到着したらそこには他のインターン生はまだ来ておらず、そこにいた社員さんたちに「早いね」と言われ驚かれてしまった(地味に黒歴史)。当時の私は早く行き過ぎたら迷惑だということを知らなかったのだ。
そしていよいよ1日目のインターンが始まったが、1日目から「もう帰りたい」と思うことになるのだった‥。
インターンの1日目は、周りの学生たちとディスカッションをして価値観を共有するというものだった。
地獄だった。初対面の人と、自分の価値観の深いところまで話し合わなければならなかったのだから。
今の一言余計だったかな。どうしよう、目を見て話せない。相槌大きすぎるかな。私の声小さいかな。
そんな考えが頭の中でフル回転していた。多分、上手く話せていなかった。
気がついたら、周りの人たちはどんどん仲良くなっていき、自分はどんどん取り残されていって、そしてとうとう一人になってしまった。
昼食の時間、ポツンと一人で食べた。一番前の端の席だったのが不幸中の幸いだった。社員さんたちの、可哀想なものを見るような視線が痛かった。
その日は結局友人は一人もできずに、一人涙目になりながら帰りの電車に乗ったのだった‥。
3,インターン2日目以降
2日目からは、決められたチームでディスカッションを行い、数日かけて新規の事業の立案を行い賞を競うというものだった。
内心不安な気持ちでいっぱいになりながら会場に行き、チームのメンバーと対面することになった。
私の前に現れたチームのメンバーたちは、いわゆる「陽キャ」だった。
金髪パーマ、派手目の服装、スマホの裏側には彼氏・彼女とのプリクラ。一目見ただけで「あっ、私と違うタイプだ」と感じてしまった。
しかし、話していくうちに、その人たちは私の独特な価値観も受け入れてくれる優しくて心が広い人たちなのだと知った。それと同時に、メンバー全員趣味も個性もバラバラだが、全員が思いやりと広い心で接することで、打ち解けることができるのだと知った。
緊張してあまりたくさん話すことはできなかったが、新しい事業を考え、徐々に形にしていくことにはやりがいを感じていた。私はそのインターンに参加している学生たちの中で唯一の美大生ということもあって、チームのメンバーたちはそんな私の特性を活かせるようなテーマの事業を提案してくれた。だから人見知りの私でも十分にチームに貢献できたと思う。
そしてインターン最終日。
約20チームが数日間の成果を発表し、その中で私のチームは優秀賞に選ばれることができた。
チームワークに苦手意識を持っていた私は、チームで何かを成し遂げたことはこれが初めてで、なんだか夢を見ているように嬉しかった。
私も、意外とチームワーク向いてるじゃん。やればできるじゃん。
と、この時の私は有頂天になっていた。
しかし、その後その会社の早期選考に呼ばれ、そこで本当の地獄を見ることになったのだった‥。
後編に続く‥
次回、グループディスカッションや面接でコミュ障ぶりを発揮。相当落ち込み、そこからどう立ち直るのか の巻です。